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機械翻訳の精度を上げたのは機械じゃないよ。

(スペイン、マジョルカ島の大聖堂です)



機械翻訳の話を前にしたんですけどね。


昨今このツールの精度がどんどん上がり、
翻訳者はお払い箱
になるんじゃないかと言われていますね。


機械に取って代わられる
職業の1つというわけです。


でもこれ聞くと、
いつも複雑な気持ちになるんです。


言葉だけ聞くと、
機械が自分で頑張って
今のようになったように聞こえますよね。


でも全部が全部そうじゃないでしょ、
ってことです。


機械のことはあまりよくわからないですが、
機械が文法の高度な解析とかして、
それを翻訳に役立てているかもしれません。

でも、機械翻訳で出てくる訳文は、
訳者たちがコツコツと、
それはもう地道に
一文一文訳したものの、
何十年分もの蓄積なんですね。


だから機械が自分だけで
翻訳うまくなっていったわけじゃない。


脳みそから汗を流して
訳者が訳した訳文のデータベースが
ものすごく充実したことによって
精度が上がったんです。


みんな人間が訳したものなんですよ
機械じゃない。

だから、
日々仕事をしながら複雑な気分になります。

これをやればやるほど、
将来仕事がなくなるんだろうなあ、
という気分。


半面、
訳者の半世紀にも及ぶ作業の
集大成を見て見たくもある。


みなさーん。
今のうち
頑張って仕事しましょうねー。



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