フリーランスで仕事をしていると、
求人サイトなどに履歴書をアップしたりしますね。
それを見て仕事の依頼メールや、
スケジュールの空き具合を尋ねてくる業者が、
少なくありません。
このとき、気を付けたほうがいいと感じた事を、
今日は取り上げたいと思います。
本当にあった事例1
トライアルとともに、
NDA(Non Disclosure Agreement守秘義務の契約書)を送ってきて、
その中に会社の住所がない。
トライアルを送る前に、
NDAに住所がないのはなぜだと聞いたら、
それっきり返事がありませんでした。
もちろんこちらもトライアルは送りません。
でも時間を無駄にしました。
これはとても怪しいです。
普通契約書には、当事者双方の
名前、サイン、会社所在地の正式な住所、日付が必要です。
これらが書かれていないのは、
公式な文書として成立しません。
こんなに間抜けなのですぐわかってしまいますが、
たちが悪いです。
低料金で見積もって入札して仕事を取り、
応募してきた翻訳者にトライアルと称して訳させて納品。
一回きりでドロンすることも可能です。
気を付けましょう。
本当にあった事例2
こちらは、翻訳料を見積もったのに、
その後、自分の翻訳のチェックと、
上がってきたPDFの最終チェックまでさせる。
これは、数千ワードくらいまでの、
少ないボリュームの場合は許せますが、
数万ワードからの仕事となると、
ありえない負担となります。
また、納品後にインボイスするので、
仕事がすべて終わってインボイスできるのが、
翻訳を納品してから6か月後、
そして支払いはその2か月後の8か月後、
という感じになりその間その仕事からの収入はない、
ということになります。
はっきりと「翻訳だけ」と念を押しましょう。
これもエージェントが案件を低料金で取ってくるため、
プルーフリードや最終チェックの支払いに回す分がないのでしょう。
そういうエージェントには、
良い翻訳者が居つかず、
常に新しい翻訳者(犠牲者)を募集しています。
近寄らない、関わらないことです。
見抜かなければ、
弱い立場の翻訳者が常に泣きを見ます。
本当にあった事例3
支払いが遅れる。果ては会社がつぶれる。
翻訳エージェントは、極言すれば、
ウェブサイトさえ作ってそれらしくすれば、
個人にだってできます。
だから簡単につぶれたり、
支払いが滞ったりします。
とにかく、マメにチェックして、
催促する必要があります。
うるさく言う人から先に支払ってもらえますから。^^
以上、翻訳の仕事をするうえで、
気を付けたほうがいい3つの事例でした。