弱々しい太陽が、少しだけ顔を出すようになったUKです。皆様いかがお過ごしでしょうか。前の更新から少し間が開きました。お久しぶりです。
ところで、みなさんミニマムチャージ、要求してますか?私は自分からはなかなか言えません。気の利いた神エージェントさんだと、上乗せしてくれるんですが…。
フリーランスの翻訳業を始めたばかりで、まだ仕事があまりなかったころ、名刺の仕事とかしたよなぁ。と思い出すような出来事がちょくちょくあります。
名刺の場合、ほとんどもう「無」に近いようなボリュームなんですが、それでもちゃんと1件いくら、と料金をいただいていました。それを思うと、たとえ「たった200語」くらいの仕事でも、立派な1件の仕事です。
Small task だからサービスで、という雰囲気で言われることもあります。でも私はタダならやりません。なぜなら全く力が入らないからです。^^これを「現金」というなら言ってください。だめなんです。最近は無料のトライアルもやりません。力が出ない。。
20000語でも200語でも、一語一語にかかる労力は同じです。これは、訳者にしか理解できない感覚かもしれないですね…。「千里の道も一歩から」「塵も積もれば山となる」「石の上にも3年? 7年?」「豊田の道はすべてトヨタに続く」いろんな格言をつぶやきながら、何万語もの大海原に小舟でこぎ出していく感覚です。
いやまて。私は時に「翻訳がほんとに好きなんだろうか」と思うことがあります。でも、すごく翻訳がしたかったんです。翻訳を仕事にする前は。もし好きならこんなに苦しいはずないじゃないか。。。もしかしたらダンサーのほうが向いていたのかもしれない。。。(ダンスが好きすぎるので)でもプロダンサーになるには歳くい過ぎてるし。。。
というわけで、翻訳は私の天職です。感謝感謝。
添付されたファイルを開いて、フォルダに保存して、訳せるまでの状態にする。
訳して、エージェントの意向に沿った形態のファイルを送信(アップロード)する。
原文のボリュームに応じて、この「訳して」という部分だけは時間が変化しますが、前後の作業は同じです。だからあまり分量が少ないと(例:30分で100ワード)とかだとミニマムチャージしないと割に合わないんですね。30分別の案件シャカリキに訳したら、結構訳せますからね。
ミニマムチャージしたいな。いつもいつも。
というわけで、真昼の妄想でございました。
お読みいただきありがとうございました。